リサーチ手法
海外リサーチ

海外リサーチとは?
海外に新しい事業を展開するときや新商品の販売を行うときに、事前に現地の感触を知ることができるのが海外リサーチです。海外リサーチの方法や活用シーン、メリット・デメリットと、注意点について解説します。海外リサーチの仕組み
海外リサーチとは海外のさまざまな国や地域で調査を行うことです。調査方法にはインターネット調査や会場調査、電話調査、そして訪問調査などがあります。海外リサーチに対応している会社は、現地に専門のスタッフを置いたり必要に応じて派遣したりすることでネットワークを構築しています。海外リサーチを行う場合はインタビューの作成と実施、データの集計や報告書の作成のほか、言語の翻訳まで含まれるのが一般的です。
海外リサーチの活用シーン
海外リサーチは、土地勘のない国や地域で新しい事業を行いたいときに、現地の感触を知るための有効な手段になります。特に英語圏以外の国や、日本ではなかなか現地の文化や環境を把握しにくい地域の場合に海外リサーチが役立ちます。日本では常識的なことでも、国や地域が変われば受け入れてもらえないこともあります。新しい商品やサービスを販売する前に海外リサーチで現地の反応を見ることは、会社の命運を左右すると言っても過言ではありません。海外リサーチは次のようなシーンでの活用が可能です。
・アジアで日本の緑茶をペットボトルで販売するために試飲とアンケートを実施したい
・海外進出に向けて、ライバル会社の現地での感触や浸透性を探りたい
・化粧品を欧州で販売する前に現地の女性に使用感を試してほしい
・タイで日本食を屋台として展開させたいが、現地の人が求める傾向を知りたい
・家電品で好まれる色の傾向や求められる機能を調査したい
・数ヶ国で同時にお菓子を販売したいが、それぞれに好まれる味やパッケージデザインを調べたい
その土地の風習や文化、歴史的な背景、そして宗教に基づいた常識などがあり、日本とは違う反応を得ることがしばしばあるため、現地の生の感触を探っておくことが重要です。
海外リサーチのメリット・デメリット
メリット
モニターまたはパネルと呼ばれるアンケート回答者をそれぞれの地域で確保するだけでなく、アンケートの作成や準備に翻訳などを行ってもらえることは非常に心強いと言えるでしょう。
デメリット
デメリットをあげるなら、日本国内でのリサーチと比較して調査費がかかることかもしれません。自分で現地調査をするリスクや翻訳を含めた手間を考えて判断する部分ではないでしょうか。
海外リサーチの注意点
調査会社を選ぶ際には、自社で情報を得たい国で海外リサーチを実施しているかを確認することが必要です。リサーチをしたい国の取り扱いがない場合、調査ができないため、事前に確認しましょう。
調査に必要な手段や会場の手配など柔軟に対応でき、提案してくれる調査会社であることが理想的です。また、現地スタッフがいても、こちらの希望するニュアンスが十分伝わっていない場合もあります。目的から逸れたリサーチが実施されることを防ぐには、言語や意図が正確に現地に伝わっているかどうかが鍵と言えるでしょう。実際に現地に精通している調査会社であるかどうか、過去の実績などで判断することも必要です。抱えているモニターに偏りがないかどうか、どのようにモニターを集めるのかを確認しておくことも大切です。
リサーチ会社一覧
ネットリサーチ国内最大手。年間20,000件、取引社数5,000社を超える調査実績。ネットリサーチ、海外市場調査、グループインタビュー、会場調査など様々な市場調査に対応。
モニター数 | 1000万人以上 |
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リサーチ例 | 消費者実態把握 / 広告効果測定 / CM認知度 |
消費・販売両方のパネル調査網を持ち、マーケティングリサーチ業界最大規模となる732万人のモニターを抱える。お客様の課題に応じてカスタマイズした調査を提案。
モニター数 | 700万人以上 |
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リサーチ例 | 全国小売店パネル調査 / 全国消費者パネル調査 / 全国店頭プロモーション調査 |
楽天グループの様々な商品・サービスの利用者から構成される大規模自社パネルを保持。アンケート実施システム「RaQs」、無料のオンライン集計ツール「楽クロス for WEB」など高機能な各種調査システムを提供。
モニター数 | 230万人以上 |
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リサーチ例 | 消費者実態把握 / ホームユーステスト / 会場テスト・集合調査 |
お客様のニーズをきちんと聞くことができる専門スタッフ。1つの案件に専任担当者がつくため、モニターリクルート実績NO1のノウハウで安心の対応。
モニター数 | 78万人(提携パネルを含むと350万人) |
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リサーチ例 | ホームユーステスト / グループインタビュー / 会場テスト・集合調査 |
豊富な経験、実績とノウハウを活かしたリサーチが可能。質の高いネットリサーチモニターを保持し、リサーチデータを最大限に活用する「リサーチ・サポート」体制。
モニター数 | 国内約54万人、海外約1,500万人(提携モニター含) |
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リサーチ例 | 消費者実態把握 / ブランド評価 / サイト評価 |
業界トップクラスの800万人超の大規模モニターを保持する。定量調査・定性調査、オンライン・オフラインも調査課題のワンストップソリューションを提供。
モニター数 | 国内180万人以上、海外3,000万人以上 |
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リサーチ例 | 消費者実態把握 / コンセプトテスト / 製品評価 |
専任のリサーチャーが一貫して対応。パネル管理とデータクリーニングを徹底。「2,500件テーマ×1万件」の自主調査を活用可能。
モニター数 | 約109万人 |
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リサーチ例 | 顧客満足度調査 / 行動付随調査 / ブランド調査 |